タイヤはクルマの安全性や走行性能に影響を与える重要なパーツであり、定期的な点検と交換が必要です。
普段の走行をしていると、タイヤのトレッド面は摩耗してグリップ力や排水性が低下し、一定の性能以下になるとスリップしてしまったりと安全性が損なわれてしまいます。そういったことを防ぐためにも定期点検を行ってタイヤの状態をチェックすることが大切です。
日常チェックの際に一番注意していただきたいのが、トレッド面の摩耗です。
タイヤにはスリップサインと呼ばれる摩耗限界のマークがあります。サイドウォールに△マークが付いている部分からトレッド面の延長線上を見ると、部分的にタイヤの溝が浅くなった部分がございます。これがスリップサインと呼ばれるものでトレッド面が摩耗していくといずれスリップサインが表面に露出することになり、この状態になるとタイヤは使用限界となります。
使用限界のタイヤの溝の深さは1.6mmで、これは法的に定められたタイヤ溝の深さです。1.6mm以下では車検をパスできなくなり、そのまま走行すると道交法違反となってしまいます。
タイヤ溝は一般的には新品時には約8mmございます。
タイヤ溝は法的に1.6mmの摩耗限界が定められていますが、摩耗によってタイヤの性能は徐々に劣化していきます。つまり摩耗限界ギリギリだと初期の性能を使い続けることができなくなり、現にタイヤメーカーなどは新品時の50%の残溝になると性能低下が大きくなり、残溝が4mm程度になった時点からは要注意とアナウンスしています。
そのためタイヤの残溝を逐一確認して管理することが重要になりますが、その場合にはタイヤの残溝を計るタイヤ溝ゲージと呼ばれる計測器を使うと(数百円程度から買える手軽な計測器もある)正確に数値の計測ができます。
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