エンジンの寿命や状態を大きく左右するオイルは、少しでも良いものを入れたくなるもの。しかし、良かれと思って入れたオイルがトラブルを招いてしまうこともあります。
そこで、エンジンオイルを交換する際の重要なポイントを3点解説していこうと思います。
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エンジンオイルはエンジン内の金属パーツを潤滑し、摩耗を防ぐ重要な役割を果たしています。エンジンオイルにより、エンジンの内部が保護され、効率的に動作させるだけではなく、オイルは冷却作用も持ち、エンジン内部の温度を下げるとともに金属表面を洗浄する効果もあります。
そこでよく純正品とは異なる高性能なオイルを使用することが行われます。これによってエンジンの保護性能が向上し、パワーやトルクの向上、そして燃費の改善などの効果が期待されます。
純正とは異なるオイルを使うときに気をつけたいのは粘度です。
10W-40という表記の場合、左側の10Wとはマイナス25度の環境で性能を維持することが出来るという意味で、右側の40はオイルの粘度を示しています。数字が大きくなるほど粘度が増し、硬くなっていきますが、オイルの粘度を上げるとドロドロして、なかなかオイルがオイルパンに戻って来なくなってしまいます。
一方、逆に粘度が低いオイルを使う油膜も切れやすく、とくに高温になると金属表面を潤滑しきれず、ダメージを及ぼしてしまうこともあり、レーシングカーだったりすると粘度が高いオイルが使用されます。
ただ、一般的な最近の車両では、純正指定オイルの粘度が燃費向上などを狙って下がってきており、そのオイル粘度に合わせたオイル量やリターン通路の設計なので、そこに良かれと思って粘度の高いオイルを入れると簡単に油膜切れを起こしてしまうことがあるというわけです。
エンジンオイルにはさまざまな規格があり、アメリカ石油協会が定めるAPI規格はSAからSPまで13種類あります。自動車メーカーもオイルの規格を指定しており、「SN規格のオイルを使用」といった表記が見られます。
特に注意が必要なのはSP規格に適合したエンジンです。最近増えているダウンサイジングターボエンジンに多く使われており、LSPI(低速早期着火)に対応しています。LSPIはダウンサイジングターボエンジンで低回転からブーストを掛けた際に起きる異常に早い着火を指し、これによってエンジンに大きなダメージを与える可能性があるため、SP規格のオイルで対応する必要があります。
現在のエンジンはノックセンサーが搭載されているため、即エンジンブローにはなりにくいですが、ノッキングを検知することでエンジンのパワーが制限される可能性があります。これにより本来のエンジン性能や燃費性能が発揮されなくなるため、愛車のオイル規格を確認し、適切なオイルを選択することが重要です。
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